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新型インフルエンザに関する基本情報

新型インフルエンザとは

 インフルエンザは,インフルエンザウイルスによる感染症で,原因となっているウイルスの抗原性の違いから,A型・B型・C型に大きく分類されます。A型はさらに,ウイルスの表面にある赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という,2つの糖蛋白の抗原性の違いにより亜型に分類されます。(いわゆるA/ソ連型(H1N1),A/香港型(H3N2)というのは,これらの亜型を指します。)
 新型インフルエンザとは, 季節性インフルエンザと抗原性が大きく異なるインフルエンザであって,一般に国民が免疫を獲得していないことから,全国的かつ急速なまん延により国民の生命および健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいいます。

※新型インフルエンザは主に鳥類のインフルエンザウイルスが人に感染し,その後,ヒトからヒトへ感染しておこる疾患を指すといわれています。近年東南アジアを中心に強毒型の高病原性鳥インフルエンザ(A/H5N1)が流行しており,このウイルスがヒトに感染し,死亡するという報告もされています。このウイルスが変異し,強毒型の新型インフルエンザの発生が危惧されていたところ,今回,豚由来の新型インフルエンザ(A/H1N1)が発生しました。

新型インフルエンザ(A/H1N1)の症状・特徴は

【症状】
 38℃以上の急な発熱,咳や鼻水,全身のだるさ,頭痛・筋肉痛・関節痛などで,通常のインフルエンザとよく似た経過をたどります。また,下痢や嘔吐を伴う場合もあります。
 持病のある方など,感染することで※重症化するリスクが高いといわれる方(下記の【特徴】を参照)は,なるべく早めに医師に相談しましょう。

 また,もともと健康な方でも次のような症状を認めるときは,すぐ医療機関を受診してください。

○小児
 ・呼吸が速い,息苦しそうにしている
 ・顔色が悪い(土気色,青白いなど)
 ・嘔吐や下痢が続いている
 ・落ち着きがない,遊ばない
 ・反応が鈍い,呼びかけに答えない,意味不明の言動がみられる
 ・症状が長引いて悪化してきた

○大人
 ・呼吸困難または息切れがある
 ・胸の痛みが続いている
 ・嘔吐や下痢が続いている
 ・3日以上,発熱が続いている
 ・症状が長引いて悪化してきた

 医療機関を受診する前に,必ず電話で連絡をし,受診方法等を確認してください。受診するときは,マスクを着用し「咳エチケット」を心がけるとともに,極力公共の交通機関の利用を避けてください。

【特徴】 
 今回の豚由来の新型インフルエンザは感染力が強く,有症状期間・潜伏期間は3日から7日程度とされますが,タミフルやリレンザ等の抗ウイルス薬が有効とされています。
 感染したほとんどの方は比較的軽症のまま,数日で回復していますが,持病のある方々など,感染することで重症化する可能性があると報告されています。

○重症化するリスクが高いといわれている方(基礎疾患を有する方)
 ・慢性呼吸器疾患
 ・慢性心疾患
 ・代謝性疾患(糖尿病等)
 ・腎機能障害
 ・免疫機能不全(ステロイド全身投与等)

 ○そのほか重症化が報告されている方
 ・妊婦
 ・乳幼児
 ・高齢者

【新型インフルエンザとそのほかのインフルエンザの違い】

 

季節性インフルエンザ

  鳥インフルエンザ   

新型インフルエンザ

原因ウィルス

H3N2(香港型)
H1N1(ソ連型)

H5N1など

豚由来インフルエンザ
(H1N1)

感染力

強い

弱い

強い

症状

38度以上の発熱
咽頭痛,筋肉痛,咳

発熱,重症肺炎
多臓器不全

38度以上の発熱
咽頭痛,筋肉痛,咳

致死率

低い
(0.05%以下)

非常に高い
(50%以上)

低い※1
(平均0.4%)

ワクチン


(約4,000万人分)

有※2
(3,000万人分)


(約1,800万人※3)

治療

タミフル
リレンザ

タミフル
リレンザ
(有効性は不明)

タミフル
リレンザ

※1 新型インフルエンザの致死率は平成21年6月17日現在です。
※2 プレパンデミックワクチンを指します。
※3 厚生労働省の素案(平成21年9月4日付)より,平成22年3月までに出荷可能な国内産ワクチンを指します。そのほか,必要なワクチンは海外から輸入される予定です。

新型インフルエンザの感染はどのように広がりますか

 新型インフルエンザは,ほとんどの方が免疫を持っていないため,通常のインフルエンザに比べると,感染が拡大しやすく,多くの人が感染することが考えられます。
 新型インフルエンザの感染経路は通常のインフルエンザと同様で,咳やくしゃみ,つばとともに放出されたウイルスを吸い込むことによっておこる飛沫感染と,ウイルスが付着したものをふれた後に目,鼻,口などに触れることで,粘膜・結膜などを通じて感染する接触感染が考えられています。
○吐物や汚物,血液は素手で触らないようにしましょう。
○ドアノブやスイッチは,汚れをまめに拭き取りましょう。

新型インフルエンザの予防法について

○帰宅時の手洗い,うがい
 →のどや手指など身体に付着したインフルエンザウイルスを取り除くために,有効な方法です。

○咳エチケット
→ 咳やくしゃみをすると,ウイルスが2m~3m飛ぶと言われています。咳・くしゃみが出たら,他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は,ティッシュなどで口と鼻を押さえ,周りの人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
→ 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにフタ付きのゴミ箱に捨てましょう。
→ 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

○十分な休養と栄養摂取
→ からだの抵抗力を高めるために十分な休養と栄養を日頃から心がけましょう。

○人混みや繁華街への外出を控えること,外出時のマスク着用
→ 特に新型インフルエンザのハイリスク群や疲労気味,睡眠不足の人は人混みや繁華街への外出を控えること,外出時にはマスクを着用することも効果があると言われています。

新型インフルエンザの治療法について

 主な治療法は抗インフルエンザウイルス薬(タミフル・リレンザ)の投与です。これらの薬は,医療機関等において医師が必要と認める場合に処方されます。また,症状を緩和させる目的で,解熱薬や去痰薬,鎮咳薬などが処方されます。妊婦や乳幼児に対する処方については,副作用のリスクを見極めながら,医師が投与の判断をすることになっています。

新型インフルエンザにかかったとおもったら,どの医療機関を受診すればよいか

○発熱患者の診療をしている医療機関がどこにあるかわからない方
→ 茨城県庁や茨城県つくば保健所に設置されている新型インフルエンザ相談窓口に電話して,どの医療機関に行けばよいか相談しましょう。

※県・つくば市の相談体制の詳細については,下記のリンク先をご覧ください。

○発熱患者の診療をしている近隣の医療機関がわかっている方
→ 発熱患者の診療をしている医療機関に電話をして,受診方法などを聞きましょう。

○慢性疾患などがあってかかりつけの医師がいる方
→ かかりつけの医師に電話をして,受診方法などを聞きましょう。

 ◎妊娠している方
・罹患前の対応について
→ 早い段階で,かかりつけ医(産科医師)と相談し,インフルエンザと疑う症状が出た際に受診する医療機関を決めておきましょう。また,夜間などの発熱時にも,あらかじめどのように対応するか決めておくことが望ましいです。

・罹患時の医療機関受診について
→ できるだけ早期に,あらかじめ決めておいた医療機関に電話し,受診方法等の指示を受け,マスクを着用のうえ受診しましょう。また,かかりつけ医からは必要に応じてFAX等による妊娠経過や基礎疾患の情報提供をしてもらいましょう。

○呼吸が苦しい,意識がもうろうとしているなど症状が重い方
→ なるべく早く入院施設のある医療機関を受診しましょう。必要なら救急車(119)を呼び,必ずインフルエンザの症状があることを伝えましょう。

 医療機関を受診する前に,必ず電話で連絡をし,受診方法等を確認してください。受診するときは,マスクを着用し「咳エチケット」を心がけるとともに,極力公共の交通機関の利用を避けてください。

新型インフルエンザの感染者が自宅での治療となった場合の家族の対応は

  • 栄養をとり,安静にして十分な睡眠をとりましょう。
  • お茶やスープなどで水分をこまめにとりましょう。
  • 処方薬は決められたとおり,最後まで飲みましょう。
  • 定期的に部屋の換気をしましょう。
  • 患者には,なるべく家族とは別の個室で静養させ,マスクの着用「咳エチケット」を心がけてもらいましょう。
  • 患者の看護や介護をした後は,必ず,石けんによる手洗い,またはアルコール製剤による手指消毒をしましょう。
  • 患者の鼻水や痰の付いたマスクやティッシュペーパーなどは素手で触らず,すぐにビニール袋に入れて口を縛って捨てましょう。
  • 患者とタオルは別々に使用しましょう。
  • 患者が使った食器や衣類は,通常の洗剤による洗浄だけで十分です。
  • 患者が触れたドアノブなどは消毒用アルコールで消毒しましょう。
  • できれば家族内で患者を介護する人を決め,その人が専門的に介護に当たるようにしましょう。

インフルエンザ脳症について

 インフルエンザ脳症は,インフルエンザ発病後急に病状が悪くなる病気で,主に5才以下の乳幼児がかかります。
 その初期にはインフルエンザの症状に加えて,(1)呼びかけに答えないなどの意識障害,(2)意味不明の言動,(3)持続性のけいれんなどの症状が現れます。
 このような症状が見られた際には,速やかに医療機関を受診して下さい。また,強い解熱剤によりインフルエンザ脳症がより重症化することがあるため,解熱剤の使用はかかりつけの医師に相談して用いましょう。

つくば市新型インフルエンザ対策行動計画

 2009年3月に「つくば市新型インフルエンザ対策行動計画」を策定しました。
 新型インフルエンザの発生・流行は,必ずしも予測されたように展開するのもではないことが想定されることから,今後常に行動計画を見直し,必要に応じ修正を行っていきます。
 また,新型インフルエンザの発生に備えて,組織体制や連絡体制等を含め,十分な準備をしておく必要があり,市民の混乱と不安を解消するため地域の実状を踏まえた具体的な取組みとして,「つくば市新型インフルエンザ対策行動マニュアル」を策定していく予定です。

国や県からの新型インフルエンザに関する情報も確認しましょう

 平成21年11月19日,茨城県新型インフルエンザ対策本部から,県民の皆様へ向けてメッセージが発信されました。

このページに掲載されている情報のお問い合わせ先

健康増進課 
電話:029-883-1111(代表)


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